分野別課題 エネルギー

このような課題をお持ちではないでしょうか?

脱炭素社会を支えるため、エネルギーの効率的な利用を促進するバルブをご提案します。

  • バイオマス発電に適したバルブがほしい
  • CO2分離回収に適したバルブがほしい

バイオマス発電に適したバルブが
ほしい

バイオマス発電では、木質ペレットやチップ、パーム椰子殻などの固形・粉状燃料を燃焼させて発電を行います。安定した運転と燃焼炉内の温度維持の実現には、継続的な燃料投入が必要です。しかし、流体の形状のばらつきや発電工程での異物混入による燃料詰まりが発生しやすく、運転トラブルの原因となるケースがあります。

また、燃焼後のフライアッシュや流動材も堆積や固着がしやすいため、バルブには詰まりにくい構造や、流体・環境に合わせたカスタマイズが必要です。

OKMの解決策

ナイフゲートバルブで設備の安定稼働を支えます

  • POINT
    1

    投入口側の処理を支える構造

  • POINT
    2

    安定した排出処理を支える構造

  • POINT
    3

    流動材の安定した処理

POINT 1
投入口側の処理を支える構造

バイオマス発電所では、発電効率を維持するため、燃料を継続的に投入する必要があります。そのため、燃料の投入口に設置されるバルブには安定的な稼働が求められます。

オーケーエムでは「短面間」で「フルポート構造」を持つナイフゲートバルブをご提案しています。また、投入口に45度の安息角を設ける構造により、燃料のスムーズな投入が可能です。

さらに、燃料の調整時に迅速に供給を停止できるよう、素早い開閉が可能な駆動部と付属品をお客様の環境に合わせて選定いたします。

ナイフゲートバルブと流体画像
POINT 2
安定した排出処理を支える構造

燃料を燃焼させた後に生成されるフライアッシュの処理も、バイオマス発電における重要な工程のひとつです。フライアッシュは非常に軽く、浮遊しやすいため、バルブには素早い動作性と高い密閉性が求められます。

オーケーエムのナイフゲートバルブは、弁座に2つの爪を設け、プレートをシートに押し付けることでシール性の向上に成功しました。加えて、他のバルブと組み合わせることで漏れ防止に努めています。

また、灰自体に固着しやすい性質があるため、バルブの入口部に安息角を設け、本体の隙間への固着を防ぎ、フライアッシュの安定した排出と保持を実現しています。バルブ本体はオールステンレス、シートはメタルシートを採用し、耐摩耗性を高めています。

その他、高温で燃やした灰や固形化したボトムアッシュなどを扱う場合には、より耐久性の高い材質をご提案するなど、お客様の環境に合わせたカスタマイズも可能です。​​​​

ナイフゲートバルブの構造イメージ図とプラント画像
POINT 3
流動材の安定した処理

バイオマス発電所では、燃料の燃焼に使用する砂や、燃え残ったベッドアッシュを再利用します。これらの流動材は冷却・乾燥の工程において貯蔵・運搬時にバルブを通過します。しかし、流動性が悪いため、配管内で堆積し、詰まりやすい特性があります。

そこでオーケーエムでは、詰まり対策としてナイフゲートバルブの1次側と2次側に異なる本体形状を採用し、シート・本体・弁体に流体が堆積することを防ぐことで、粒度の異なる砂や燃料を流れやすくしています。

ナイフゲートバルブ形状イメージ図と流体画像

CO2分離回収に適したバルブが
ほしい

火力発電所、製鉄所、クリーンセンター、セメント製造などのプラントでは、大量のエネルギーが消費され、結果として多くの排ガスが放出されます。昨今では、カーボンニュートラルの実現に向け、これらの排ガスからCO2を回収する技術開発が進められています。

CO2の分離回収には、排ガスや、CO2の吸収剤となる物質の流体制御が重要です。
排ガスは不純物の除去や温度の調整、吸収剤はCO2の吸収・脱離を連続的に行えるような調整をする必要があります。
そのため、それぞれの流体の特性や用途に適したバルブが求められます。

OKMの解決策

回収技術やプロセスごとに最適なバルブを提案します

  • POINT
    1

    排ガス回収への対応

  • POINT
    2

    化学吸収法への対応

  • POINT
    3

    固体吸収法への対応

POINT 1
排ガス回収への対応

CO2を回収する際には、排出源の設備から排ガスを適切な処理のもと集める必要があります。CO2回収装置へ排ガスを送り込む工程では、排ガス内の不純物の除去や冷却などの温度調整にバルブが用いられます。

オーケーエムでは、温度・圧力・流体・口径などの使用環境に合わせて、幅広い型式からバルブをご提案いたします。

3つのバルブの画像
POINT 2
化学吸収法への対応

CO2回収方法のひとつである化学吸収法では、吸収剤としてアミン溶液を使用します。化学吸収法は、吸収液がCO2を捕集し、熱によって温められることでCO2を放出・回収する方法です。
アミン溶液は繰り返し利用できる一方で、腐食性が高く、バルブには耐腐食性が求められます。

そのため、アミン溶液の再循環ラインへ用いられるバルブには、接液部に耐腐食性の高いステンレスを採用し、対応しています。

また、シートリングは耐薬品性に優れたPTFEを選定し、より高温な環境に対してはメタルシートへの変更も可能です。お客様それぞれの環境や流体に応じた、材質やシートをご提案いたします。

排ガス回収の処理イメージ画像
POINT 3
固体吸収法への対応

粉末状の吸収剤を使用する固体吸収法では、CO2を吸着させた吸収剤を加熱して放すことで、CO2を回収します。その際に吸収剤が詰まることで引き起こされる、バルブの作動不良による稼働停止を防ぐ必要があります。

オーケーエムでは短面間かつフルポート構造を採用することで粉体の詰まりを防ぎ、固体吸収法に適したナイフゲートバルブを製造・納入しています。

ナイフゲートバルブの画像
※その他の回収方法につきましても、最適なバルブを一緒に検討し、ご提案いたします。詳しくは、お問い合わせください。
まずはお気軽にご相談ください

バルブのことならどんなことでもオーケーエムにお気軽にご相談ください。ご相談内容に合わせて各担当者よりご連絡いたします。

社員3人の画像