「アンモニア燃料船向けダブルフラップ型排気ガス処理装置用バルブ」が選定
「関西ものづくり新撰」は、関西の中小企業が新たに開発した製品や技術等のビジネス拡大を応援する取組みで、近畿経済産業局さまによって2013年度(平成24年度)に開始されました。
第11回目を迎えた今年度(令和6年度)は、現在の日本や世界が抱える社会課題等の解決に資する製品・技術等という観点から応募分野がリニューアルされ、当社の開発した「アンモニア燃料船向けダブルフラップ型排気ガス処理装置用バルブ」が選定されました。
当社製品の「関西ものづくり新撰」への選定は、2021年度(令和3年度)の「舶用ディーゼルエンジンの排気ガス専用バルブ *1」、2023年度(令和5年度)の「極低温流体を安定的にシールするバルブ *2」に続き、今回が3回目の選定となります。
*1…「特別賞」を受賞 *2…「最優秀賞」を受賞
ダブルフラップ型バルブ開発の背景
脱炭素社会の実現に向けた次世代エネルギーの選択肢の一つとして注目されているアンモニアですが、燃焼してもCO2を排出しない長所がある一方、燃焼用空気内のN2とO2が高温状態で反応して生成される「サーマル(Thermal)NOx」や、燃料中の窒素の酸化によって発生する「フューエル(Fuel)NOx」が排出される欠点があり、燃焼後の排気ガスの適切な除害処理が求められます。
そうしたアンモニア燃焼時の排気ガスの除害プロセスの配管へ設置可能で、「高い安全性」と「省スペース性」を併せ持つバルブとして開発したのが、当社の「ダブルフラップ型バルブ」です。

今後の企画展示予定
今回選定された「ダブルフラップ型バルブ」は、近畿経済産業局さまのご協力により、下記の特別展示が予定されています。
●ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)での企画展示
展示期間 : 現在展示中~3/28日(金) 12:00まで
展示場所 : ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)(大阪府東大阪市荒本北1丁目4番17号)
●大阪企業家ミュージアムでの特別展示
展示期間 : 令和7年3月下旬~4月上旬以降 開催予定
展示場所 : 大阪企業家ミュージアム (大阪府大阪市中央区本町1丁目4番5号 大阪産業創造館B1F)

ご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、近くにお越しの際は、是非お立ち寄りいただければと思います。