二次電池仕様バタフライバルブ
分野 | エネルギー |
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特徴 | 禁銅対応で電池性能の安定化に貢献 |
導入バルブ | 602A、612X、616J、622H、5410、5420、336J(ナイフゲート) |
対象流体 | 正極材原料粉体 |
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口径 | 50A、65A、80A、100A、125A、150A、200A、250A (ご相談ください) |
圧力 | 1.0MPa |

リチウムイオン二次電池の材料となる粉粒体の制御へ特化
オーケーエムは、電気自動車などに使用されるリチウムイオン二次電池の製造ライン向けに、専用の「二次電池パッケージ」をご用意しております。

二次電池の製造ラインにおいて、もし銅などの金属粉が正極に混入してしまうと、銅が溶解しイオン化して負極板に析出され、正極と負極の間で短絡(ショート)が発生する可能性が高まります。そのため、バルブには「銅レス仕様」が必須となります。
二次電池パッケージ ~選定STEPの一例~
STEP 1 禁止材料の条件確認
銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ニッケル系材料(Ni)、亜鉛メッキ、 電解ニッケルメッキ、SUS630などは使用禁止となるため、SUS316、SUS304や樹脂系材料の適用、無電解メッキへの置き換えに対応します。
STEP 2 設置環境・ユーティリティの確認
使用される圧縮空気や電源に関して、お客様へのヒアリングを行います。不純物(水分や油分など)の混入防止のために用いられる、高乾燥空気(大気圧下露点温度:-40℃まで)へ対応可能なシリンダへの変更を検討します。
STEP 3 排気方法の確認選定
シリンダ駆動の圧縮空気は、バルブ動作中に大気放出されるケースが多いため、クリーン排気の要望がある場合には、「排気用クリーンフィルター」を採用するなどの対応を検討します。
STEP 4 適切な仕様選定(電磁弁、スピコン、サイレンサ、スイッチボックスなど)
その他バルブ付属品類につきましても、二次電池製造ライン向けの設置となることへ配慮し、適切な選定を行ってまいります。
仕様お問合せ時には、”二次電池パッケージ”チェックリストをご活用ください
オーケーエムでは、ご要求仕様を正しく決定させていただくため、「”二次電池パッケージ”チェックリスト」を用いて打ち合わせを行っております。
ご興味のお持ちの方は、本サイトの問合せフォーム、もしくは最寄りの営業所までお問合せください。